ボトムブラケットの劣化調査

ロードバイク
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3年10ヶ月使ってきたボトムブラケット

ロードバイクを買って3年10ヶ月。走行距離だいたい1万㎞、1~2ヶ月に一度の洗車。1~2年目は路面が濡れてる状況や道路わきに雪が残ってる状況でも走ってましたが、3年目からはウェットな状況と冬は乗らなくなりました。ゴリゴリ高強度では走らず、エンデュランス強度です。その間ボトムブラケットは何の問題もなかったため無交換、ノーメンテでした。

でまぁさすがにぼちぼち4年もノーメンテで使い続けるのはどうかと思って、交換したのが過去記事:ひとりでできるかな?ボトムブラケット交換(外す編)ひとりでできるかな?ボトムブラケット交換(取り付け編)です。

取り外したボトムブラケットはもう使わないので、分解してどの程度劣化しているのか確かめてみたいと思います。

分解

SHIMANO SM-BB72-41
SHIMANO SM-BB72-41

では取り外した SHIMANO SM-BB72-41 を分解していきたいと思います。言っときますがシマノは叩き出したボトムブラケットの再利用や、分解してのメンテナンスはするなと申しております。あくまでも分解して劣化具合を確かめるためですよ。

SHIMANO SM-BB72-41
SHIMANO SM-BB72-41

まずは一番外側のシールを外す。マイナスドライバーを突っ込んでブリグリです。

SHIMANO SM-BB72-41
SHIMANO SM-BB72-41

外れます。すき間に砂利と汚れたグリスです。

SHIMANO SM-BB72-41
SHIMANO SM-BB72-41

シールを潜り抜けた細かい砂利で結構汚れてますね。でもまだグリスが残ってます。

SHIMANO SM-BB72-41
SHIMANO SM-BB72-41

お次はベアリングをマイナスドライバーとハンマーで叩き出していく。

SHIMANO SM-BB72-41
SHIMANO SM-BB72-41

ベアリングが外れました。

SHIMANO SM-BB72-41
SHIMANO SM-BB72-41

ベアリングのシールを外す。これを外すと回転が超軽くなります。このシールが軸側にピッタリ密着してるせいで回転が渋くなっているようですね。

SHIMANO SM-BB72-41
SHIMANO SM-BB72-41

その代わりに中の球はきれいなもんですね。グリスも透明感を保っていて水の侵入はなさそうです。

SHIMANO SM-BB72-41
SHIMANO SM-BB72-41

裏返して球を保持しているリテーナーを外します。こちら側はフレームの内側なのでシールは付いてないです。

SHIMANO SM-BB72-41
SHIMANO SM-BB72-41

ベアリングの軸側。テッカテカできれいなもんです。

SHIMANO SM-BB72-41
SHIMANO SM-BB72-41

外側です。こちらもテカテカ。

SHIMANO SM-BB72-41
SHIMANO SM-BB72-41

球もテカテカ。3年10ヶ月ノーメンテでしたがベアリング内には浸水はなく、グリスもまだ健在でした。

同じように反対側も分解してみましたが、そちらも全く問題なしでした。

まだまだいけたな

いやぁきれいなもんでしたね。3年10ヶ月ノーメンテでも私の乗り方ではきれいなもんでした。まだまだいけたな。5年はいけたわ。回転の軽さが犠牲にはなっていますがきっちりシールドされていて、なかなかメンテナンスしにくいプレスフィットのボトムブラケットにはこれでいいのかもな。

新しく交換した TOKEN のボトムブラケットはこうはいかんだろうな。回転が軽いってことはシールが甘いってことだろうし、一番外側のシール外してグリス塗りつけてやるくらいのことはしないとな。

SHIMANO SM-BB72-41
SHIMANO SM-BB72-41

改めてシマノのボトムブラケットは DO NOT DISASSEMBLE 、分解するなです。