3日目の夜明け
前日はすっかり日が暮れてから旅館に到着したので、目が覚めて窓の外を眺めてびっくり。
めっちゃオーシャンビュー!こちらの美湾荘は創業1804年で和倉温泉では最も歴史ある宿だそうで、さすがにいい場所に陣取ってますね。まぁ建物自体は昭和感あふれてましたがね。真っ暗になってから到着したのはもったいなかったなぁ。
眼前の海は七尾湾で、対岸に見える陸地は前日に回避した能登島です。本来は能登島を通って右に見える橋を通って到着する予定でした。
こちら別日撮影の能登島大橋。かなり高低差があって楽しいですよ。
ついでに前日真っ暗だった区間の写真ものせておきましょう。
穏やかな七尾湾を眺めながらゴールできればよかったんですが、あたり一面真っ暗でした。
7時に朝食を食べて温泉でゆったりと朝風呂。3日目は走る距離が少ないのでチェックアウトの時間までめいっぱいくつろぎました。少しでも脚のダメージを回復したいのじゃよ...
こちらが3日目の予定ルート。これまで通りなるべく海沿いの道を走って、最後は高岡にある国宝瑞龍寺を参拝してJR高岡駅ゴールです。距離は75㎞ほどと短めになっております。最高高度も60mなので大したことないですね。
3日目スタート
温泉で体を温めて入念に体をほぐして9時半にチェックアウト。ロードバイクを組み立てて10時スタートです。
3日目はこれまでで一番いい天気。3日ともこんな天気ならよかったんですが、石川県は冬にかけてどんより天気が増えていきます。冬場なんて週間予報晴れ無しなんてざらです。3日間降らなかっただけ良しとしましょうかね。
天気がよろしくて今日も海沿いを気持ちよく快走と行きたいところなのですが...ふぐっ!!ひざが痛い。それも両ひざ。前日にいつも痛くなる右ひざをかばうように走っていたので、今日は左ひざまで痛い。こんなの初めて新感覚。
75㎞?やばいぞこりゃ。
すぐ近くの七尾駅から輪行で帰りたい気持ちを押し殺しながら、七尾市街地をダラダラと走り抜けます。七尾市街は能登半島では金沢以北でたぶん一番大きい町。それでも30分あれば走り抜けてしまいます。
こちら別日撮影の七尾城跡より。七尾市街地が一望できます。左の方に能登大橋も見えますね。
七尾城跡は能登畠山氏によって築かれた見事な山城です。城好きならぜひとも行っときなさい。自転車の皆さん、本丸近くまで道路もありますのでヒルクライムもいけますよ。私の七尾おすすめスポットです。
七尾市街を通り抜けて七尾湾の出口方面へ。この先はとりあえず舗装はしてあるけど藪の中の車が通れないほっそい道になります。まぁ私はそれでも通り抜けたんですがね。やっぱ道がある限り先っちょの方まで行きたいじゃん?
向かい側は能登島。じゃあの七尾湾。
能登半島の東側に抜けました。地名的にはまだ石川県なんですが、富山湾ってどこからなんでしょう?能登半島ってどこまでなんでしょうか?そして水平線の向こうにうっすらと山の稜線が見えるような見えないような。あれは北アルプスの山々かなぁ?うっすら過ぎてようわからん。
南下していきます。
最高高度60mとはいえやっぱり細かいアップダウンはたくさんある。通常の状態なら程よい負荷なのですが、ひざが両方やられている状況では地獄です。せっかく天気が良いのに景色を楽しむ余裕がない...
富山湾側に出てから急にロードバイカーが増えましたね。程よいアップダウンと交通量の少ない道路に良い景色。そりゃ走りに来ますよね。
それに比べて今まで走ってきた能登半島では、すれ違ったロードバイクは2台ほどで極少なです。やはりアクセスの悪さでしょうかね。能登半島は中ほどまでしか電車が通っておりませんので輪行しずらいですし、車に積んで行くにしてもかなり時間がかかるしね。バイクショップもないでしょうから能登半島を走る際はしっかり備えていきましょう。
こちら氷見の比美乃江公園 展望台から氷見漁港を望む。公園でおにぎりを食べながら...そろそろひざが限界。平地でも20㎞/hも出せない。目の前の漁港で旨いもの食べに行く元気もない。
今回の目的はぐるっと能登半島ライド。能登半島ってどこまでなんでしょうか?地図を見ると氷見はすでに富山湾ではなかろうかい?ならばライドの目的は達成されたのではなかろうかい?
寄り道をして氷見の商店街のハットリくんにご挨拶。氷見は藤子不二雄押しです。
はい、予定変更で今回のゴール地点のJR氷見駅です。
和倉温泉から海沿いに走ってJR氷見駅までの走行距離56㎞、獲得標高400mでした。平均時速20㎞切ってますwww
はい、輪行で帰りましょう。
氷見線では車内放送でハットリくんが観光案内をしてくれます。この区間も自転車で走るとなかなか気持ちの良い所なので、よければこちらの過去記事をどうぞ(過去記事:富山湾サイクリングコース)
能登半島ライドを終えて
金沢から出発して海岸沿いを右回りにまわって氷見まで。3日間の走行距離370㎞、獲得標高3000mとなりました。
私のおすすめ所はやはり1日目の終盤と2日目の序盤に走った能登半島の北側でしょうかね。美しい海と景色、少ない交通量、信号もない。ロードバイクで走るには最高の場所でした。また走りに行きたいですが、あそこまで行くにはなかなかアクセスが大変ですね。
能登半島は鉄道網が弱く、半島の中ほどまでしか鉄道がありません。なので輪行するにもリタイヤするにもなかなか難しい場所ですね。それにバイクショップも全くありませんのでメカトラブルの備えも万全にしていくことをお勧めします。
私の両ひざはガタガタになって走った後1週間は痛いままでした。