サイクル・サイエンス 自転車を科学する

レビュー
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寒かったり天気悪かったりでなかなか乗れない日が多い中、私はお正月休みをこれを読んで過ごしてました。

「サイクル・サイエンス 自転車を科学する」2年ほど前のクロスバイクしかもっていない時に1度読んでいましたが、ロードバイクを手に入れた今ならまた違った面白さがあるかと思い読み直してみました。

大きく分けて基礎、強度と安定、素材、駆動、エアロダイナミクス、サイクリストの6章の中に、自転車乗りなら興味がありそうな疑問を図表やイラストを用いてわかりやすく解説してあります。

例えば、自転車の走行はどのくらい危険か?フレームはどのくらいエネルギーを吸収するか?フレームチューブの直径と剛性にはどういう関係が?ホイールの重さはどのくらい重要か?エアロフレームの効果は?筋肉のエネルギーはどのように補給されるのか?こんな問いが60以上ありますのでたっぷりと楽しめます。

自転車メーカや雑誌で効果があるんだよーとアピールしてるので、何となくだがそう信じてることって結構ありますよね。これを読むと研究結果を具体的な数値で示していたりするので、納得できることも多いです。年末にかけて各社新型のエアロロードを投入してきましたので、特にエアロ系の話がおもしろかったなぁ。

発売が2013年なので情報がちょっと古いかと思ったんですが、考えてみれば数年で物理法則が変わるわけでもないので、今でも十分役立つ本だと思います。図鑑みたいな大きい本。値段も図鑑なみ。