あらためての評価
前記事でケージの穴位置がやばくてボトルが干渉してしまったのは書きましたが、あらためてボトルとケージを評価していきたいと思います。
過去記事:ボトルケージを交換したらボトルが入らなかったお話、ダメだったボトルケージを何とかする

CAMELBAK PODIUM STAINLESS
私が買ったのは CAMELBAK PODIUM STAINLESS の 650ml 。今まで使っていたボトルが800mlだったので、新たに買ったボトルも容量多めの 650ml のやつにしました。

手に取るとずっしり重くてさらに長くて、うおっ!?ちょっと...ってなります。
計ってみると実測で360gと重量級。
ちなみに今まで使っていた保冷無しの800mlボトルが91g。さらにその前に使っていた PODIUM CHIL 620ml が飲み口がないので推定ですが120gくらい(現行品は125g)。

サイズが、長さ27.2㎝、直径7.5cm。
歴代ボトルとの背比べ。左から、PODIUM STAINLESS 650ml と 保冷無し800ml と 飲み口無しPODIUM CHIL たぶん 620ml。
長い。やっぱり長いし重いです!
CAMELBAK PERFECT FIT PODIUM CAGE
お次は CAMELBAK PERFECT FIT PODIUM CAGE 。

重量32g。手に取って軽い!って思ったけど、ケージってこんなもんか。
小さめフレームに乗っているの私には、横から抜き差しがしやすい形状でありがたい。さらに一部がゴムになっていて伸縮するので、抜き差ししやすくボトルにもフィットしやすくなっています。

ケージの内側のボトルと接する部分に、レール状の6本の出っ張りがあります。これだとボトル全面に密着するよりも摩擦が少なくなるので、抜き差ししやすくする工夫なのかな?
ここまではとてもいい。問題はボルト穴位置よな。

左がエリート、右がキャメルバックで穴位置を合わせた状態。やっぱり他のケージと比べても穴位置が上過ぎるんよ。

しかもずらせる範囲はごくわずか。

なので小さいフレームではボトルが干渉する。

下側のボルト中心からケージの底まで約40㎜。

ボトルをさした状態で81㎜。
これを参考にライド時の振動などを考慮して、クリアランスに余裕のあるフレームの方のみ選べるケージです。

そうじゃないとアダプターをかまさなきゃならなくなるので、こんな不格好な感じになりますよ。
実走
私はアダプターかました状態ですが、これですでに1か月程使ってみたので感想を。
抜き差しに関してですが非常にスムースですね。横からの抜き差しができて小さめフレームの私にもありがたい。
以前にポディウムチルをエリートのケージで使っていたんですが、はめ込みがきつくて抜き差ししずらかった記憶がありますが、このケージはさすがにポディウムシリーズ専用設計なのでピッタリフィットします。
ただしこいつは少し長すぎたかな。気を付けないと抜き差しする時に時々トップチューブに当ててしまいますね。これは使っているフレームの大きさ次第ですが、私は530mlの方にしておけばよかったかもな。
保冷は文句なし。これは通常の真空断熱水筒とそん色ないですね。氷入れておけばキンキン状態で飲めます。このクソ暑い中のライドで、キンキンのドリンクが飲めるのは最高です。もう必須です!
ただし飲み進めていくとボトル内に外の暖かい空気が流れ込んでいくことになるので、少しずつではあるが温くなっていきます。まぁ650mlなんて夏場なら1時間半で飲み切るだろうし大して気にはならんかな。氷入れときゃいいんです。
飲み口からの流量ですが逆さに傾けただけでドボドボと流れ出てきますし、口で軽く吸ってやると一気にドバっと飲むこともできます。むしろ通常のボトルよりもいっぱい出る。
ここからは気になったところ。
ボトルを傾けただけでドボドボと流れ出るので、飲み口をロックしておかないとドリンクがこぼれます。しかしこのロックがお手軽じゃない。

飲み口のところを左右にひねって閉じたり開けたりします。なので走りながら片手でボトルを引き抜いてロック開放とかは無理です。
ケージに挿したままひねってロック開放。引き抜いて飲んでケージに戻す。ひねってロック閉める。となります。
走りながらこれはちょっと面倒ですね。ケージから引き抜いてワンプッシュでロック開放。とかなら楽なのになぁと思いました。
さらにもう一つ。
走行時の段差の振動でカタカタ音鳴りがします。

おそらくですが段差で上下した時に、このくびれ部分あたりに隙間ができてカタカタなってますね。走行時の異音って気になりますよね。

こいつは以前使っていた保冷ボトル。そういやこいつもカタカタ鳴ってたなぁ。金属製のボトルだとどうしても振動で異音がでちゃうか。
とりあえず保冷優先
目的である夏場に冷えたドリンクは間違いなく飲めます。キンキンです。見た目もとってもかっこよろしいのでロードバイクにピッタリです。
ただし重い、異音、ロックがめんどいなど、一長一短って感じではある。
でも夏場に氷を入れたキンキンのドリンクを口にしたら、もう通常のボトルには戻れませんよね。悩ましい所ですがとりあえず保冷優先ですかね。