富山県の北側に広がる富山湾。「世界で最も美しい湾クラブ」なるものに加盟しているそうな。加盟しているのはモンサンミッシェルやサンフランシスコなど、世界的に有名な所。富山県よ大きくでたな。まぁそうおっしゃるのならば走って確かめてみましょう。
pdf形式で見れます。 http://www.pref.toyama.jp/cms_pfile/00018386/01154213.pdf
こちらのマップを参考にしました。富山湾沿いの青いラインを走ると88㎞。富山県をほぼ横断する割には100㎞ないのね。まぁゆったり行くにはちょうど良い距離なので、このマップの通りに西から東に向かって走りましょう。
富山湾岸サイクリングコース(リベンジ)となっておりますのは二回目だから。夏が来たら暑すぎてロングライドなんぞやってられないので、梅雨明け直前の晴れ間をぬって走ってみたのですが、途中で雨が降ってきてリタイヤしたのです。お盆過ぎて最高気温が下がってきたので再挑戦よ。
はい、今回のスタート地点、富山県氷見市のデイリーヤマザキ氷見阿尾店のすぐ裏。すでにいい眺め。ゴール地点は左端の水平線の辺りにあるはずですが、さすがに見えませんね。ちなみにここまでは金沢駅から羽咋駅に輪行後、県境峠越えの25㎞を走行済みです。
では7時40分、スタートです!
走り出して5分もせずに 阿尾城跡の標識が。城好き心が疼きますが先が長いのでここは我慢。
海に突き出た崖の上に 、戦国時代には城があったそうな。 今はほぼなにも残ってないみたいです 。
人間高い所には登りたくなるものです。比美乃江公園の展望台からの氷見漁港。初日の出ライドで来た所ですね。
氷見は藤子不二雄A先生の出身地だそうで、商店街にはキャラクター像が点在しています。
今日は獅子丸、君に決めた!!
今回の富山湾サイクリングコースですが、ブルーのラインに沿って行けば迷うことはありませんでした。最初から最後まで写真にある通りの間隔で絶え間なく続いています。他の地域のサイクリングコースでは標識を見失うことがよくあるんですよね。富山県頑張ったね。石川県負けてるぞ。
浜のすぐ横を走る場所も。波音を聴きながらのサイクリングは気持ちがいいです。砂浜に近い場所のサイクリングコースって砂に埋もれてることがありがちですが、最後までそんな場所はありませんでしたね。砂のかき出しとかやってくれてるんでしょうかね。快適です。
今回の富山湾岸サイクリングでの地形的な最高高度がここではないでしょうか。標高20mもないんじゃなかろうか?ここが最初で最後の坂道らしい坂道です。あとは川を越える橋の傾斜のみでひたすら平地なので、坂嫌いの方にはお勧めです。
富山港の入り口をまたぐように立派な橋が架かっています。この橋を走れればかなり気持ちよさそうですが、自転車での走行は禁止です。惜しいなぁ。
歩行者と自転車はエレベーターでここから渡ります。自転車には乗っちゃだめです。押し歩きでね。
いい眺め。ますます自転車で渡りたいわぁ。地元の学生が自転車で渡って警察のお世話になったそうですよ。
新湊大橋の後に誘導される住宅街をつらぬく道。なんか気になったので調べてみたら1980年に廃止された射水線跡のようですね。直射日光がきついので木陰がありがたいですが、木の下を通るとセミが突然鳴き出すので驚かされました。一匹腹に突っ込んできたよ。
当然ですがこの様なごく普通の住宅地を走ることも多いです。片側二車線の交通量の多い道を走る場所もありましたが、それもせいぜい2~3㎞程度。海岸沿いと交通量の少ない道をうまくつなげた走りやすいコースでしたね。
前回はこのあたりで雨が強くなってきてリタイヤしたのでした。どんよりした景色しか拝めなかったので、やっぱり天気の良い日にあらためて走りに来てよかった。
んで、前回のリタイヤ地点でなんの因果かサイコンクラッシュ!!あぁ、これビワイチの時になったやつだ。こうなったら強制終了しかありません。おかげでここまでのログが吹き飛びました...おいレザイン!
広い道路作ってくれてありがとう。道は最高なんだが、ここらで少し頭が痛くなってきました。この日の最高気温は29℃の予定。塩タブレット忘れた。体冷やすための水ボトル持ってくればよかった。
観覧車があるのは魚津総合公園ミラージュランド。この後にすぐ横を通るのですが、プールがあってキャッキャウフフしてました。私も体を冷やしたい...
今回の行程で唯一立ち寄ろうと思っていた魚津埋没林博物館。
海岸線の地中から、2000年前~1500年前に埋まった杉の根が腐らずにゴロゴロと出てきたそうです。戦時中に大半が薪にされてしまったそうですが、その一部が保管展示されています。これが見たかったのよ。
うっすらと見える対岸はスタート地点の氷見方向。魚津は季節によって蜃気楼が見られるそうです。冬から春にかけて多くみられるようなので、その時期に来てみるのもいいでしょうね。春がいいだろうな。冬の日本海なんて...
この後、すぐ近くの 道の駅 蜃気楼 で海鮮丼をいただきました。丼なのにご飯少なかったぁ。腹減りすぎて写真忘れたぁ。
博物館で体を冷やし、道の駅で腹を満たして頭痛がちょっと回復して再スタート。君はカモメさん?それともウミネコさんかい?
田んぼの中にポツリとある扇状地湧水公苑。この辺りは湧き水が豊富なようで、周辺にいくつか湧き水ポイントがあります。噴水で水浴びして体を冷やしました。しかしなんで公園には裸体像があるのでしょうね?
風車で何やら作業中。かなり大きなクレーン車なんですが、スケール感がおかしくなる大きさです。こんなでっかい羽根どうやって取り付けたんでしょう?そしてその背後には山々が迫ってまいりました。平野が終わる辺りがゴール地点です。
はい!ゴール地点のヒスイ海岸です。
時刻は16時20分。あれ?この時刻にはすでに家にいる予定だったのですが、しょっちゅう停車して写真撮ったり、博物館入ったり、暑かったりで速度ぜんぜん上がりませんでした。おかげで疲労感なし。ここからは泊駅から輪行で2時間かけて金沢駅です。
今回走った富山湾岸サイクリングコース。車からのプレッシャーが少なくて(月曜日)、アップダウンも無いに等しいぐらいの平地で(ログが吹っ飛んだので詳しくは分かりませんが)とても走りやすかったです。海もたっぷり楽しめましたしお勧めのコースですよ。また走るなら蜃気楼が見えるかもしれない春かなぁ。