昨年の10月末に購入した Ultimate CF SL 7.0 2019 ですが、足短人間の私に合わせてサドルとハンドルの落差を求めていった結果。
ステムの上に見事に積み重なったスペーサー達www。これはさすがにかっこ悪い。ショップで購入したならば切ってもらうのもありですが、私はキャニオンユーザーです。キャニオンユーザーたるものこれくらい自分でやらねば。でもいきなりザックリいって失敗したら恐ろしいので、今日は余裕をもって試し切りしてみましょう。
今回のコラムカットに使うお道具はこちら。私のお仕事道具箱から糸鋸と名前忘れた平行に線を引くやつ(サビサビ)。私の糸鋸テクがあれば専用ノコとかソウガイドなんかいらんわい。
まずはコラム天辺のボルトを外して、トップキャップと積み重なったスペーサーにどいてもらいます。いつの間にかずいぶんと突き出るようになっていたじゃないか。
今回は試し切りなのでカットするのは12.5mm。名前忘れたお道具で線を引いていきます。平行に線を引くのに便利じゃろ?線を引いたらフロントブレーキのワイヤーを外して、ハンドルごとステムも外します。
あとはフォークをフレーム下から引き抜きます。コラムがヘッドパーツにぴったりはまり込んでるので、コラムの天辺を手のひらでコンコンしてやると少しずつ抜けていきました。ほんとはブレーキも外した方がよさげですが、めんどいので付けたままで。ブレーキ付いたままですがここでフォークの軽さに感動!
フォークが傷つかないようにバスタオルで包んで、カット開始!!ちなみに私のコラムカット経験ですが、クロスバイクのアルミコラムしかやったことありません。中華カーボンのフラットバーなら切った事ならありますが、その時は切断するのにえらく時間がかかった記憶があります。カーボン用の鋸刃ならスパッときれるんでしょうかね? 鋸刃が細かいこともありますが今回もやっぱりなかなか切れない。時間がかかる。ラジオを聴きながら気長に切ること20分。
はい切れた!思いのほか綺麗に切れた。さらにここでネット情報ではカーボン繊維の剥離やほつれ防止に切り口に瞬間接着剤を塗ったりしてるようですが、もとのコラムの切り口は何も塗ってなかったし、綺麗に切れたからいらんじゃろ。
ついでにコラムの中で踏ん張っているアンカープラグにどんなもの使ってるのか見たかったのですが、緩めても抜けなかった。ふんぬぅ...また今度にしよ。
あとは元に戻すだけ、っとここで問題が。コラムを短くした分ボルトを締めこまなきゃいけないのだが、トップキャップのボルトにパイプがはめてあってこれが邪魔でキャップが閉まらん。何のために付いてるんだこれ?キャニオンのHPをさまよってみると、エアロハンドルのスペーサー購入ページにこう書いてあった。
「トップキャップボルトに付属するゴム管およびゴムリングは、オーバートルク防止を主目的に付属しているものであり、適切なヘッド調整が可能であれば、装着の必要はありません。」
なるほど。はずしてしまいましょう。ちなみにここのボルト、半分くらいまでしかネジが切ってないので 、さらにコラムカットするときにはプレッシャーアンカーをコラムの奥に移動させるか、ボルトを交換する必要があるんじゃなかろうか?
それともう一つ。ヘッドチューブの上下にベアリングがはめ込んでありますが、タイヤに近い下側のベアリングが...錆びてないかい?それに心なしかゴリゴリするような。粘度の高いグリスたっぷりでコーティングされてましたが、タイヤに近いのでそれでも浸水していたか?ぐぬぅ...とりあえずグリス山盛りで元に戻して後日対策を。
すべて元に戻すと、はいコラムカット完了!ステムの上すっきり!ではないね。今回は試し切りだったのでステムの上にはまだスペーサーがのってますが、その分はまた今度メンテナンスのついでにでも。
追記:工具メーカーのHOZANがCANYONとコラボしてメンテナンス動画をYouTubeにアップしていますが、今回抜けなかったアンカープラグの動画も最近アップされました。おそらくは同型かと思いますので、気になる方は一度見てみるといいですよ。