グリップが劣化崩壊
私のセカンドバイクで生活の脚であるクロスバイク TREK FX3 たぶん2017モデル。乗り始めて6年半くらいですかね。ついにグリップが劣化して崩壊し始めました。
このグリップは非常に優秀でしたね。グリップが太めで弾力があり手のひらを置く部分も広いです。さらにはハンドルバー側にもひと工夫してあって、グリップを装着する部分をくぼませてゴムが埋め込んであり、ハンドルとグリップ側で二重に振動を吸収するしくみでした。高かっただけあって手が込んでます。ただしアメリカンの体形に合わせて作られているのか、ハンドル幅がバカみたいに広すぎてハンドルの両端ちょん切ったら、埋め込んであるゴム部分がなくなってしまいました。現在は中華カーボンハンドル装着中。
表面のパターンがすり減ってますし、硬さも以前よりブヨブヨしだしてめくれてきています。まぁ6年半も乗ってればゴムなんか劣化して当然ですね。室内駐輪のおかげでしょうか、よく持ってる方でしょう。
うん、さすがに交換いたしましょう。
新グリップ選定
新グリップの選定でありますが、ロードバイクを手に入れてからはクロスバイクの方は経費削減の対象となっております。なので今までよりもグレードは落として、今までの形状に近いそこそこの物を選びました。
はい、こちら新グリップのLifeLine Shallow Palm Comfort Ergo グリップです。lifeline は海外通販のwiggleのブランドですね。タイヤ買うついでにこれも買っておきました。1年前にね...めんどくさくて交換しておらなんだ。980円でした。安い割にいっちょ前に箱入りです。
こちらが手の平が乗る表側。
裏側はイボイボついてます。
プラスチックでできた硬めの筒にゴムでコーティングされているような感じです。根元の1か所をボルトで止める方式。
グリップの芯部分は硬いのですが、手の平が乗るヒレ部分は結構柔らかい。
交換
それでは交換していきましょう。
今までのグリップを外していきます。
根元と先っぽのボルトを外して、
グリグリしながら引き抜く。
新グリップをグリグリ突っ込んで
根元のボルトを締めるだけ。箱の裏には2Nmで締めてねって書いてありましたが、まぁ体重かけた時にグリップが回らない程度で適当に締めました。
元のグリップより数㎜短かくてシフターブレーキレバーとの間に隙間ができたので、
シフターブレーキレバーを外側にずらして終わり。簡単、すぐ終わる。左右合わせても15分で終わる。それを1年やらなかった。
新旧グリップの比較。少しスリムになった感じはある。硬さもかなり差があるので、実際に乗ってみて感触を確かめてみましょう。
実走
握ってすぐに分かった。やっぱりグリップ細くなったな。細くなったのでグリップの中心部分が今までより手に食い込む感じがする。
そして硬い。グリップ中心部分はゴムがかなり薄いので、クッション性は全く感じませんね。ただし手の平が乗るヒレ部分は芯がないのでグニャリとした感覚です。ヒレが柔らかすぎて荷重に負けとる気がするな。
裏側のイボイボですが握り込んでも指先が触れる程度の位置なので、正直あってもなくてもな感じです。
旧グリップはヒレ部分が硬くてグリップ中心部はグニョっとしていたので、なんかまったく正反対の感覚ですね。やっぱ今まで使ってたグリップは優秀なやつやったんやなぁ。ちなみにTREKの公式HPをのぞいてみたら、モデルチェンジしてましたが同じようなグリップが5,500円で売ってました。経費削減ですので新しくつけたやつでいいや。
お買い物ついでに10㎞ほど走ってみます。うん、やはり先ほど感じた通りでグリップの細さと硬さ、ヒレ部分のグニャリ感で違和感いっぱいです。
「まぁしゃーないかなぁ。しっくりは来ないけど当分はこれで我慢するしかないかな。」
そしてドンキでお買い物して帰る途中、ヒレのグニャリ感が気持ちよくなってきた。今まではハンドルバーの芯部分に荷重がかかる乗り方でしたが、こいつはヒレ部分に荷重をかけて乗ればグニグニした柔らかさが衝撃を吸収してくれますし、グリップの芯部分の硬さや手に食い込む感じもずいぶんと和らぎます。
ちょっと乗り方変えればこれで十分じゃないか。それに今までいろいろパーツ交換してきたけど感じ取れるのは最初だけで、1か月もすれば新しいパーツになれてしまうもんですよ。