ロードバイクで酷道416号を行く

国道416号 石川県側県境付近 サイクリング
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酷道とは

酷道とは日本の道路の俗称で、一般国道のうち乗用車による通行が困難であるなど文字通り「酷(ひど)い状態の国道」を、「国道」の読み(こくどう)に引っ掛けて揶揄するものである。(Wikipediaより)

一般的に国道といえば、都市間、都道府県間を結ぶ幹線道路で、整備が行き届いていて交通量も多いイメージですが、酷道とよばれている国道は山間で車のすれ違いも困難な1車線、ガードレールもなくてこぼれ落ちたら崖から落下とか、およそ一般的な国道のイメージからはかけ離れたような道です。

ちなみに県道の場合は険道(けんどう)と呼ばれています。

世の中には物好きな人達がいて、このような酷道、険道が好きな方たちがいたりするのです。私が酷道を知ったきっかけは5年以上前に図書館で借りたDVD「酷道 西日本編」でした。なんでこんなDVDを借りたのか全然覚えていませんが、まったく知らなかった世界を教えてくれてとっても楽しめたDVDでした。その他にも東日本編、北日本編、南日本編、全日本横断編があるようです。

その後は時々ユーチューブで酷道、険道を走行している車載カメラの動画を見たりして楽しんでおりました。ただ自分で走りたいとは思わなかった。車のすれ違いができない場所で前方から対向車が来た場合、バックで狭い道を戻ってすれ違いのできる広い道まで戻るとかそんなの嫌だ。道からはみ出てポロっと落っこちるかもしれないストレス。楽しくないでしょ。まぁ車も持ってないしね。

しかし5年前と現在の違いが...ロードバイクがあるじゃないか!

ロードバイクは舗装されていれば脚力次第でどこへでも行けます。狭い道も問題なし。しかもスプロケットを32Tに大型化したばかりで、より坂道にも対応できるようになりました。

行きましょう酷道。

ルート選定

私が住んでいるのは石川県。なのでこの近辺で探していて思い出した。国道に指定されておきながらも長年不通のままであった区間が開通したってニュースが2~3年くらい前にあったなぁと。

国道416号。

石川県南部の小松市から南下し福井県との県境を越えて、勝山市から西へ方向を変えて日本海側まで至る、総延長90.1㎞の国道です。この国道は一番勾配のきつい県境の区間が長年未開通のままだったようで、そこが整備され開通したのが2018年9月の事でして、そのニュースを思い出したようです。

グーグルマップで航空写真を見てみると...うん、思いっきり山の中を突き進んでおる道やね。付近には民家も見当たらず、なんでここが国道に?すれ違いもできない狭い道を走るより、ほかの道から迂回した方が車なら絶対早いな。とかいろいろ疑問がわいてきます。

いわゆる酷道と呼ばれるような区間は、県境付近の30㎞くらいの区間のようですね。酷道初心者には短めでちょうど良いでしょう。なので今回は小松市の起点から南下して、県境を越えて勝山市に至る44kmほどの道を楽しむのを目的としたいと思います。

勾配のグラフを見るとピークが2つ。16㎞あたりの五百峠(ごひゃくとうげ)と、32㎞あたりにある県境の新又越(しんまたごえ)。県境はなかなかの勾配のようで、なまりきった私の脚で超えられるのかな...

走行

日付は2021年10月5日。緊急事態宣言も全国的に解除されて、県またぎのロングライドなんて何ヶ月ぶりだか。自宅からスタート地点へ1時間半かけてゆったり自走。

小松市東山町

はい、今回のスタート地点。時刻は6時30分。国道416号の石川県小松市側の起点付近。地形的には平野と山間の境目です。ここからどんどん山間に向かって進んでいきます。

平地から山間に入って急激に空気が冷たくなりました。気温は15℃ですが最高気温は29℃の予報。

すごくいい天気。夏場はずっと夜明け前に走り出して、明るくなってくる頃に帰ってくるような乗り方しかしてなかったので、太陽の下で走るのさえ久しぶりな状況です。道路は広いし車は通らない。11㎞地点あたりまでは勾配1~3%程度のゆったりした道が続きます。最高かよ。

十二ヶ滝
十二ヶ滝

十二ヶ滝。滝が12すじに分かれているから十二ヶ滝。水量次第じゃね?とか思った人は意地悪な人です。落差2mくらいですけどね、癒しスポットです。

走っていて、なんじゃありゃ?と気になったところ。石切り場の跡のようです。現在は別の方向から切り出しているそうです。山頂の岩窟には何やらいわれのある観音菩薩が祀ってあると横の看板に書いてあります。こういうの見に行きたくなる人なんですが、ロードバイクから長い時間離れるのが怖くて毎回あきらめてしまいます。しかし、そんな山を切り出しちゃっていいのかい?

人家の数も減ってゆき、朽ちかけた家もちらほら見かけるようになってきました。でも道路はまだ白線で区切られています。まだまともな国道です。

工事のため416号通行止めの看板が立っていてちょっとドッキリ。良かった、来週だった。酷道は大雨、土砂崩れなんかの影響で通行止めになることがよくあるので、当日に道路情報をチェックしておきましょう。

小松市尾小屋
小松市尾小屋

小松市尾小屋町。道路標識に目的地の勝山の文字が。丸山、新保は途中にある集落です。この辺りには尾小屋鉱山があったそうで、日本有数の鉱山として栄えていたそうな。まっすぐ進むと鉱山の資料館と使われていた汽車が展示されています。汽車を見に行くつもりだったんですが、気づかずスルーしてしまったよ。今まで走ってきた道にも1977年まで鉄道が走っていたようで、昭和30年代には年間旅客数100万人を超えていたそうです。

ここまで車3台とすれ違っただけで、人には遭遇していません。さみしい...白線もなくなった。

酷道416号 入口
酷道416号 入口

そして先ほどの道路標識から100m。きた!これは国道ではない。酷道の入口だ。暗いなぁ。

国道416号 尾小屋
国道416号 尾小屋

いきなり高低差のあるいいヘアピンカーブ。

国道416号 尾小屋
国道416号 尾小屋

ガードレールはあったり無かったり。コンクリで固めた壁面が見事に苔むしています。

国道416号 尾小屋
国道416号 尾小屋

道は常にぐねんぐねんにうねってます。美しい木漏れ日をパチリ、ではなく斜度のきつさに休憩してるだけです。

国道416号 五百峠隧道
国道416号 五百峠隧道

五百峠隧道。このルート唯一のトンネルです。昭和39年竣工。斧を五百挺(ちょう)使って切り開いたから五百峠。斧って挺って数えるんですね。

酷道区間に入り、上り始めて3.2㎞ほど。この辺りで斜度は緩やかになる。ここまでの斜度は常に最低でも6%ほどあって、きつめな所で12%ほど。平均で8.8%ぐらいですね。

国道416号 五百峠
国道416号 五百峠

トンネルを抜けたところ。山です。

さらに500mほどユルユルと上ってゆくと。一つ目の山場は終了。

国道416号 丸山
国道416号 丸山

上った後のサービスタイム。2.5㎞ほどちょっぴり下る。木々の間を駆け下りていくのがすごく気持ちいい区間でした。

国道416号 丸山 大日川
国道416号 丸山 大日川

下り終わると清流が。ここから県境付近まで、この大日川の上流に向かって並走していくことになります。わき道にそれて下流に向かって並走していくと大日ダムに行けます。

国道416号 丸山
国道416号 丸山

うおっ!?中央の点線復活。まぁ100m程でしたが。

国道416号 丸山
国道416号 丸山

小松市丸山町。沢遊びがはかどりそうないい場所。辺りには民家がいくつか見受けられます。中には朽ちかけているような建物も。人気は全く感じられませんが、民家に隣接している畑は手入れされているし、中には割と新しい建物もあるので人は住んでいるのかな?気になったので帰ってから調べてみたら、2015年の国勢調査では世帯数4、人口5となっていますね。なんだか不思議な雰囲気のある場所で、もうちょっと探索してみてもよかったかな。水力発電所もあるよ。

国道416号 丸山
国道416号 丸山

こんな道なので忘れかけていますが国道416号です。そしてここで酷道区間に入って初めての車とすれ違いました。なんと道幅みっちみちのダンプカー2台。10tダンプ!!まじか!?国道をよく走ってる印象はあるが、ここは酷道。車でのすれ違いとか絶対出来んぞ。まさか五百峠の方にはいかないかとは思うが...ダンプカードライバー恐るべし。写真とっときゃよかった。

ここ丸山の集落から県境にかけてまたユルユルと上っていくことになります。

国道416号 丸山 牛ヶ首峠
国道416号 丸山 牛ヶ首峠

牛ヶ首峠。国道416号は直進。右の県道43号方向を行くと、五百峠を通らずに小松市内まで出られます。そちらの方が道路状況はかなりいいようなので、今まで走ってきた酷道区間の需要はかなり低そうですね。

国道416号 丸山
国道416号 丸山

あの軽自動車もお仕事関係の車。なんか測量してました。

国道416号 新保
国道416号 新保

ここもいい雰囲気の道だったなぁ。気温は上がってきているはずですが木陰と清流で涼しいし気持ちがいい。酷道区間の尾小屋から県境付近まで9割くらいは木陰で、日が差すところは傾斜がきつくて崖になっている所くらいですかね。夏場に走るにはいいかも。

国道416号 新保 新保神社
国道416号 新保 新保神社

小松市新保町。道沿いにある新保神社。逆光で全然見えてなかったのだが、右の方にある石碑は国道昇格記念碑。見逃したぁ。

この新保神社のすぐ近くに建っていた江戸時代築の春木家住宅が、小松市内の那谷寺に移築されて宝物館として使われているようです。かなりの豪農だったようで立派な家です。これもいつか見に行きたいな。那谷寺HP(http://natadera.com/

国道416号 新保
国道416号 新保

辺りには民家もある。これまた2015年の国勢調査では世帯数2、人口3となっています。

それとここから2㎞ほど戻ったところに左に曲がる分岐があって、立花町集落跡があるようです。世帯数、人口共に0となっていますが、建物はいくつか残っていて人の出入りが全くない訳ではないようです。高倉健と薬師丸ひろ子が主演の「野生の証明」って映画でロケ地になっていたそうです。1978年の映画ね。幼少期になんたらロードショーとかで見た記憶があるな。よくこんな山深い場所をロケ地に探し出したもんですね。

なんか後から調べると面白そうなものが結構出てきて、見逃してるものがあるな。

国道416号 新保
国道416号 新保

国道416号を走り出してから2時間。手持ちの補給食は食べつくして、ドリンクも残りがわずかになってきました。2時間ちょっとで走り終える予定だったんですが、やはりあまりスピードは出せない道ですし、何より楽しいので何度も立ち止まり写真を撮っていたら時間が過ぎていきますよね。メカトラブルの備えはキッチリとしていましたが、補給に関してはちょっと甘かった。当然ですが道中には店も自販機もありませんので、酷道を走る時には備えは万全にしておきましょう。

国道416号 新保ゲート
国道416号 新保ゲート

ゲートがあります。おそらくここまでが以前から開通していた道で、ゲートの先からは2018年に開通した区間でしょう。県境が近いぞ。

国道416号 石川県 県境付近
国道416号 石川県 県境付近

あっ...ゲートを超えるとあからさまに斜度がきつくなる。そして前方の山の斜面には道らしきものが横切ってます。あそこまで上るの?嫌なんですけど。

国道416号 石川県側県境付近
国道416号 石川県側県境付近

きつい。斜度きついきつい。さすが開通してまだ3年なので道路はいいですが、なんか逆に腹が立つ。

国道416号 石川県側県境付近
国道416号 石川県側県境付近

今いる場所もこれから行く先も斜度がおかしい。

国道416号 石川県側県境付近
国道416号 石川県側県境付近

ドラゴンボールで悟空が界王様に会いに行くときに、こんな道走ってなかったっけ?横にも縦にも見事にうねっています。

国道416号 石川県側県境付近
国道416号 石川県側県境付近

おーっ!上ってるー。高い所怖いー!ガードレールじゃなくて駒留めなので余計に怖いです。

国道416号 石川県側県境付近
国道416号 石川県側県境付近

そしてまだ続く...えぐいなこの斜度。スプロケット32Tに大型化しといてよかったぁ、と同時に34Tにしとけばよかったぁ、とも思う。

写真を撮るために立ち止まるんですが、再び走り始める時にいつもと角度が違い過ぎてクリートキャッチができない。坂に対して斜めに走り出してクリートキャッチ。蛇行しながら上っていきます。

国道416号 県境 新又越
国道416号 県境 新又越

石川福井の県境、新又越。えぐかったぁ...

ゲートからの距離は2.5㎞で250m上がります。平均斜度10%、最大斜度は手元のサイコンで14%でしたが、蛇行してたからな。最大斜度はもっとありそうですね。

国道416号 県境 新又越
国道416号 県境 新又越

新又越、福井県勝山方面。おおーっ!ずっと左右を山に挟まれた道を走ってきていたので、ここで初めて開けた景色。平野部分が今回の終着地点です。ここから一気にあの平野まで坂を下っていきます。

国道416号 県境 新又越
国道416号 県境 新又越

しかし福井側の方がえぐいですね。見事なつづら折り。ようこんな道作ったな。

国道416号 福井側県境付近
国道416号 福井側県境付近

下から見るとなんだか要塞のようです。

国道416号 八反滝看板
国道416号 八反滝看板

下っていく途中に見かけた八反滝の看板。徒歩5分なら見に行きたかったんですが土砂災害中。けっこうな規模で工事中でした。「八反滝下流両岸には高い木がありません。これは標高1,200mの尾根付近を発生源とする表層なだれの影響によるものです。」って、さらっと怖いことが書いてあります。その下流を道が横切っています。

付近の山はこんな斜度になっているので、まぁ雪崩もおきるでしょうね。

そもそもこの道、冬季はどうなっているのかと思って調べてみたら、酷道区間開始地点の尾小屋から閉鎖になるようですね。まぁ除雪も入れないでしょうし、こんな斜度の雪道を車では走れないでしょうからね。途中の集落の人達はどうしているのかと思いましたが、冬季には無人になるようです。

下っている途中でも道から滝が小さく見えるポイントがあります。ちらっと見えたので写真を撮りたかったのですが、斜度が急なのでブレーキかけても止まり切れなかったよ。この斜度を引き返すのは10mだろうと嫌なので写真は無しです。自分で見に行ってね。

国道416号 勝山市野向町
国道416号 勝山市野向町

下り始めて5.2㎞で初の民家。相変わらず前につんのめりそうな斜度で、ずっとブレーキ握りっぱなし。

国道416号 勝山市野向町
国道416号 勝山市野向町

古くて立派な家がけっこう残っています。そして気になったのがお墓の位置。集団墓地ではなく、田んぼの中や家の脇にそれぞれ個別にたっています。センターライン復活。

国道416号 勝山市野向町
国道416号 勝山市野向町

下り始めて8㎞で初めて上り坂が現れます。200mくらいでまた下り坂になりますが。県境超えて福井側はここ以外はずっと下り。絶対に私の脚力では福井側から新又越は上れないですね。ブレーキメンテナンスちゃんとやっておこうね。

長い長い坂道を下りながらなんでこの道が国道?って疑問が改めてわいてきていました。険しくて細い道路。途中にある民家は数件。勝山と小松を行き来するにも他の道から迂回した方が早いだろうし、災害時の迂回路として使うにもこっちの道の方が弱いだろう。道中にすれ違った車は10台ほどで、それも工事関係などの働く車がほとんどで、そのほかは山菜取りの人と新又越を見に来たであろう人くらいでした。

国道416号 野向公民館
国道416号 野向公民館

野向公民館には、祝 悲願50年。そうか、地元はやっぱり悲願なのか。

この国道の成り立ちがやはり気になって調べてみると、

「両市は(小松、勝山)1968年に小松勝山間改修促進期成同盟会を設立。主要地方道から国道への昇格を目指すなど運動を続け、石川県側が2006年度、福井県側が07年度に整備に着手し、開通に結び付けた。総事業費は福井県が約23億円、石川県が約27億円の計約50億円。1日当たり600台の通行を見込んでいる。」(福井新聞ONLINE https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/697696 より抜粋)とあります。

県境の不通区間が開通したのが2018年なので、1968年(昭和43年)からちょうど50年ですね。そして1982年(昭和57年)に国道に昇格したようです。峠で隔てられていても古くから人の行き来はそれなりにあった道のようで、江戸時代には付近の集落の帰属をめぐって福井藩と加賀藩がもめて、結果幕府の直轄地になってしまったりしているくらいなので、それなりに結び付きも強かったのでしょうかね。車の時代になって立派な道路を通したいって気持ちもわからなくはない。

しかしまさか開通まで50年もかかるとは思ってもなかったでしょうね。その間に途中の集落から人はほぼいなくなっていますし、経済成長の時代からすると状況はかなり変わっています。それが2000年代になって県境区間の工事が開始されたのはかなり謎ですが。1日当たり600台ですか。そういえば酷道区間の入口の尾小屋で交通量の計測をしているおじさんがいました。この日は何台車が通ったのか。

国道416号 勝山市野向町
国道416号 勝山市野向町

これはそばの花ですかね?すでに新又越から見えていた平野部分でだいぶ斜度が緩くなってきました。この後にずっと南下してきた国道416号は西に進路を変えて、片側2車線の立派な幹線道路に姿を変えました。

ゆったりと3時間かけてゴール!!肝心なゴール地点写真撮り忘れたぁ。

追記:獲得標高990m

走り終えて

いやぁ面白かった。以前から興味があった酷道を走りたくなって近場の国道416号を走ったわけですが、楽しかった。これほど人の生活圏から離れた道を走るのは初めてだったんですが、ロードバイクに乗り始めてもうすぐ3年でちょっとマンネリ化してきてたところにいい刺激になりましたね。家からそれほど遠くないところに、こんな道があったとは全く知りませんでした。なんでこれが国道に?って疑問を調べていたら地域の歴史や地名の成り立ちなんかも知れて、これも歴史好きな私には楽しめたところです。酷道に限らずまだこのような道が身近にあるかもしれませんので、新たな楽しみ方が増えました。

気をつけなければならないのは、メカトラブルの備えと十分な量の補給食とドリンクですね。最後はドリンク切れで、軽い熱中症か頭が痛くなってきてしまいました。補給が全くできない場所なので距離が短くて助かった。

安全第一。道からポロっと落っこちても人がいないので誰にも気づかれない。まぁ補給も安全もライドの基本ですね。

あとは野生動物に遭遇する可能性があります。酷道区間は完全に熊や猪の領域です。でも気をつけようがないですがね。見つけたら逃げるしかない。

また行こう。次は大日ダムルートで行ってみようかな。

おまけ

復路は別の峠から石川県に帰ろうかと思っていたんですが、ドリンク不足で軽い熱中症なのでまた峠を上るのは嫌。なので輪行で帰ることに。駅に向かってゴール地点から西に走ること24㎞、福井県坂井市丸岡町。

丸岡城天守
丸岡城天守

江戸時代以前に建築された現存十二天守の一つ、丸岡城。現存十二天守、福井にもあったんか。ごめん知らんかった。駅までの間に何か面白いところないか調べていて発見。こじんまりしたかわいい天守です。残念ながら天守以外の建物はなく、内堀も埋められて外堀の一部が川として残っているだけ。

丸岡城天守より
丸岡城天守より

なので天守のすぐそこまで民家が迫っています。家のすぐ裏に江戸時代の城の天守があるっていいなぁ。