RACING3 後輪のベアリングが錆びてたんじゃ編

ロードバイク
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RACING3 の前輪グリスアップが終わったので、今回は後輪編です。ばらしていきましょう。

すでにスプロケットは外した状態から。まずは左のエンドボルトを外します。

エンドボルトと一緒に幅3㎜くらいのワッシャーも外れます。

球あたり調整の黒いやつ。横っちょの小さいボルトを緩めると手で回して外せます。

左側からシャフトの頭を軽くコンコン押し込んでやると、左側の割の入ったコーンと玉押しが外れます。これでシャフトも右側からズポッと抜けます。

んあっ!?玉押しのグリス茶色くなってる。これは...

ギャーッ!!パークツールの気持ち悪い緑色のグリスが見事な茶色に。こりゃ錆びとるな。

ベアリングのシールを曲げないようにめくり上げ。

これはリテーナーごと取り出した右側のベアリング。地獄。メンテさぼってごめんなさい。

左側と右側のベアリング。パーツクリーナーでクリーニングしてみると、どうやら右のフリー側がやばい。

玉受けの方は左右とも変色までで虫食いまではいってなかった。玉受けは圧入されているので交換するとなると大変です。

右の玉押し。小さいですが虫食いもできてました。左は変色しただけで虫食いまではできてなかった。うーん、小さい虫食いだけど右の玉押し交換しようかな。

2019_Fulcrum_Spare_Parts_catalogue
2019_Fulcrum_Spare_Parts_catalogue

フルクラムの公式ページからやっとこさ探し出した RACING3 のスペアパーツカタログから、玉押しの型番をチェック。リアの玉押しは 4-R1-006 ですね。

こちらのショップ COG’S のネットショップから購入。東京に実店舗もあるみたいですね。2個セットで3,615円と送料250円でした。こんなちっさいのに玉押しさんってけっこうお高いのね。メンテさぼって錆びさせた罰ですね。在庫があったのですぐに届きました。

あとはベアリング球も交換ですね。ノギスで測ってみるとどうやら5/32インチのスチール製の球が片側15個です。これもネット上でいろいろ探して材質、等級、メーカーもはっきりわかるモノタロウにて購入。得体のしれないやつは入れたくないですからね。

ツバキ・ナカシマ 5/35インチ
ツバキ・ナカシマ 5/35インチ

ツバキ・ナカシマ製で材質は高炭素クロム軸受鋼鋼材 SUJ-2、JIS等級 G28 。

等級は正直どの程度の物を使っていいか私はよくわかりません。自転車には G100 もあれば十分だとか?みなさん自分で調べてみてください。1000分の数ミリとかそれ以下の誤差のお話です。G28 が100個入りで659円だったのでこれにしました。モノタロウは3,500円以上なら送料無料です。

フリーボディも見てあげましょう。ここのナットは逆ネジです。右のレンチは右回り、アーレンキーは左回り方向で、

こんな感じでナットが外れる。ナットの内側に1㎝くらいの幅があるスペーサーがはまっているので、それも手で外せばフリーボディからシャフトが抜けます。

フリーボディにはシールドベアリングが2つ圧入されています。指で回してみた感じゴリゴリ感はないしグリスもきれいなままでしたので、こちらには浸水してなかった。写真は無し。

外したパーツたちをパーツクリーナーでクリーニングしてやりましょう。フリーボディはパーツクリーナーを使うとグリスが流れ出してしまうので、きれいになるまで拭きふき。

RACING3 後輪 ばらした後は組み立て編 に続く...