RACING3 後輪 ばらした後は組み立て編

ロードバイク
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RACING3 後輪のベアリングが錆びてたんじゃ編 の続き。ばらしてクリーニングして、錆びた玉押しとベアリングも新品を調達した。はい、組み立てです。

2019_Fulcrum_Spare_Parts_catalogue
2019_Fulcrum_Spare_Parts_catalogue

パーツの順番がわからなくなってもフルクラムの公式ページにスペアパーツのカタログがありますので、そこに展開図がのってます。

まずはフリーボディ側からです。前回調達した新品のベアリングをリテーナーにセットして玉受けにイン。ベアリングをリテーナーにはめる時のプリッとした感触が好きです。そしてグリスをぬりぬり。今回はシマノのプレミアムグリスです。ちょっと粘度高めなんですけども、ベアリング錆びさせるような奴にはこいつがお似合いです。

グリスぬりぬりしたベアリングの上に白いシール(前回使ったパークツールの気持ち悪い色のグリスのせいで緑に染まってます)をパコっとはめ込む。ここのパコっとはまり込む感覚も好きです。

続いてシャフトに新調した玉押しを通してグリスぬりぬり。

ここで気づいたんですが、玉押しの左部分のシャフトにぐるぐるっと何周分か傷が入っています。ここはフリーボディがはまっている場所です。これはおそらく、いつの間にか球あたり調整のやつが緩んでしまってガタがでてしまい、それに連動してフリーボディもガタついたためにシャフトに傷が入ったのでしょう。そんでフリーボディがガタつくとハブとの間に隙間ができてラチェット部分に浸水。そこから隣接するベアリングにも浸水。フリー側のベアリングと玉押しが錆びていたのはこのためでしょうね。

今度はハンフリー側。先ほどと同じようにリテーナー、ベアリング球、シールをグリスぬりぬりしてセット。続いてグリスぬりぬりした玉押しをセット。こっちの玉押しは無事だったのでそのまま使って、ベアリング球だけ交換してやりました。100個入りを買ったのでいっぱいあるしね。

続いて割のはいったコーンを玉押しとシャフトの隙間にセット。

玉あたり調整の黒いやつを手でクルクルとまわして奥まで軽くしめる。玉あたり調整は最後にするのでまだ横っちょの小さいボルトはしめない。

最後に3㎜幅くらいのワッシャーとエンドボルトをはめて、シャフト両端から5㎜アーレンキーで締め付ける。

今度はフリーボディをはめる。ラチェット部分にグリスを塗るんですが、シマノプレミアムグリスは粘度が高くてラチェットの立ち上がりが悪くなりそうなので、ここはパークツールのグリスを塗っておく。隣接するベアリングと違うグリスだと混ざっちゃってよくないんだろうか?私グリスの事ってよくわからないんですよね。グリスの専門書とかないかな?グリスは今後何使っていくか考えておこう。

フリーボディの外側に10㎜幅くらいのスペーサーをはめる。

最後にナットをはめる。ここは逆ネジなので左に回すと閉まる。

アーレンキーは右周り、レンチは左周りで締める。

最後に玉あたり調整。シャフトにぎりぎりガタがでないところを狙う。私の場合は玉あたり調整の黒いやつが一番閉まっている所から45°くらい緩めたあたりかな?とにかくガタがでないギリギリのところ。

横っちょの小さいボルトを締めて玉あたり調整のやつを固定して終了。

シャフトを左右から持ってホイールを回転させてみるとガタもなくゴリゴリ感もなしです。あとはひとっ走りして新しく交換した玉あたりがなじんだら再調整ですね。

グリスを塗った手でいろいろ触っているので、前輪の時と同じようにリム掃除もやっておしまい。(過去記事:メンテナンスでブレーキ性能を取り戻せ