追記:現在 AVIO の公式ページへのリンクはすべてつながらなくなっています。つぶれちまったのかな?
パワーメーターはペダルを踏みこんだ力や回転数などの数値をリアルタイムで教えてくれますし、ライド後もデータを解析することで効率よいペダリングを研究することができます。特に競技志向のライダーにはパワーメーターの数値は練習時の追い込みの目安になりますし、レースでのペース配分にも役立つので必須のアイテムなのではないでしょうか。
でも私のんびりライダーなので必要ないですね。それにパワーメーターってどえらい高いですよね。私貧乏なので買えませんよ。
普通のパワーメーターならね...
AVIO POWERSENSE パワーメーター
そんな私がパワーメーター買いました。
それがこちらの AVIO POWERSENSE パワーメーター (公式HP https://www.avio.mobi/)。(追記:最近AVIOの公式HPがリニューアルされて今まであったページがなくなったりしています。リンク切れてたりしたらごめん。)パワーメーターには取り付けてある場所で様々な種類がありますが、現在主流なのはペダル型とクランク型です。こちらのパワーメーターはクランク型。左クランクの内側に取り付けることで数値を計測することができます。
海外通販の pro bike kit にて購入。購入価格は驚異の15,800円です!!安すぎてちと不安になりますが、ここ数か月の最安値にて手に入れました。注文から到着まで2週間で、関税はかからなかったよ。
貧乏人のまったりライダーにはパワーメーターは必要じゃないのは分かっていますが、15,800円で手に入るのならばちょっと興味がでてきます。コロナで思うようにロングライドに出かけられなかったこともあり、自転車いじりたかっただけなんですけどね。
んでなんでこんなに安いのかといいますと、写真のパワーメーターを手持ちのクランクに自分で取り付けるからです。DIY!!
はいこちらが届いた AVIO POWERSENSE パワーメーター 。内容物はパワーメーター本体。important information は使い始めるときにキャリブレーションしてねって書いてあるだけ。manufacturer’s warranty はメーカー保証の注意。training guide は二か月で強くなるトレーニングメニュー。あとステッカーです。
これだけではクランクに取り付けられないので、別途取り付けキットを購入しなければならないのですが、本体を購入した 【ProBikeKit】 ではすぐ品切れになる。なかなか売っていない。さらにはだいたい4,200円くらいします。AVIO の公式ショップで見てみると(https://avio-sports.myshopify.com/collections/other-products/products/avio-authorized-fitting-kit)4,700円くらいで売ってますが、内容物を見ると正直これは高い。同じようなものは国内でも安く手に入るのでこれは自分で何とかする。取付方法は AVIO が公式動画を YouTube に公開しているので何とかなるでしょう。(ホームページも動画も英語ですけどね)
ではちょっとパワーメーター本体を見ていきましょう。
表面。大きさは最大値で長さ93.5㎜、幅30㎜、厚み9㎜。どうなんでしょうか?あとでクランクに取り付けた写真が出てきますが、他のクランク型パワーメーターと比べてちょっと大きいような気がします。購入前にクリアランスのチェックはしておきましょう(クリアランスに関するページ :https://avio-sports.myshopify.com/pages/clearance)
記:AVIO POWERSENSE にはAタイプとBタイプがあるようです。Aタイプはシマノ105 7000、Ultegra 6800、Ultegra 8000、デュラエース7800、デュラエース9000、デュラエース9100。Bタイプはシマノ105 5600、シマノ105 5700、シマノ105 5800、Ultegra 6600、Ultegra 6700に使えます。使えるのは Shimano Hollowtech 2 のみ。(クランクの互換性に関するページ:https://avio-sports.myshopify.com/collections/other-products/products/avio-authorized-fitting-kit)私が買ったのは 105 7000 対応のAタイプのはずですが、箱には standard と 105 と書いてあって standard に印が入ってます。ん?
重さは本体のみで15.6g。CR2032のボタン電池式なので、電池を入れると18.5gです。稼働時間は約100時間。追記:PBKの製品概要欄には200時間と書いてある。ここら辺はハード、ソフトのバージョンによって違いはあるかと思います。
このパワーメーターは2020年1月にハードもソフトもアップデートされたようで、電池カバーを外すと確認できるようです。(アップデートに関するページ :このページも更新されてなくなった)
電池カバーを外してみると...電池の接点が4つなのは旧バージョン。ちっ!箱も中身も旧バージョン。だから安かったのか?新バージョンでは、電池交換時にユーザーが時々壊していた箇所を改善したようです。ソフト的にはバッテリー管理の改善や精度の向上など。ソフトは後にアップデートすればよいでしょう。
こちら本体裏。触ってみるとセンサー類らしき凹凸を感じます。とっても薄いアルミの膜で覆ってあります。この面をクランクに接着して、力が加わった時のひずみを検知してパワーを教えてくれます。
取付キット代替え品
取り付けキットは購入していないので、代替え品を自分で揃えます。下記が AVIO の取り付けキット内容物。(https://avio-sports.myshopify.com/collections/other-products/products/avio-authorized-fitting-kit)
- エポキシレッドの接着剤
- クイッククランプ
- 1組のニトリル手袋(中)
- アルコールワイプ4パケット
- 綿棒5本
- 紙やすり
- 酸化物除去剤
- ケーブル
- 10リットル水キャリア
- CR2032のボタン電池
何に使っているかは上の取付動画を見るとわかります。
まずは一番大事かと思われる、パワーメーター本体をクランクに接着するエポキシ樹脂。百均のダイソーで入手しました。2液混合のエポキシ樹脂は、AとBの液を混ぜ合わせるとカッチカチに固まります。ええ、一番大事なものを百均で済ませます。ちなみに AVIO は公式取り付けキットのエポで取り付けてねってどこかに書いてありました。ユーザーが得体のしれないエポで接着して本来の性能がでなかった時に、クレームを入れられても困りますから当然ですね。なので自己責任です。保証も受けられないことを覚悟のうえで使います。
お次にクランプですが、百均に売っているであろうC型クランプでお安く済まそうかと思ってエポキシ樹脂の次に探していたら、同じものがダイソーにも売っていました。
パーツ数多くて結構複雑そうなんですが、これも百均で手に入るとは。接着時は硬化する時間との戦いですから手軽にクランプできるこれはお勧めです。2つね。
手袋は接着の時に手につかないようにするやつですね。使わんかったです。
アルコールワイプは接着面のゴミと油分を取り除く時と、はみ出たエポキシ樹脂をふき取る時に使います。埃の出にくいカメラのレンズクリーニングペーパーと、シリコーンリムーバーを使いました。まぁキッチンペーパーとパーツクリーナーでもなんとかなるんじゃないかな。
シリコーンリムーバーはフレームのガラスコーティングの時(過去記事:クロスバイク初めてのオーバーホール 3~7日目)に買ってましたし、ペーパーも以前から持っていたもの。
綿棒も接着時にはみ出たエポキシ樹脂をふき取る時に使います。これも手持ちのもので。
紙やすりは接着面を荒らしてエポキシ樹脂が食いつきやすくするためでしょう。これも手持ちの600番を使いました。紙やすりも百均にも売ってるんじゃないかな?
酸化物除去剤ってやつは、おそらく動画内の1分24秒あたりで出てくる scotchbrite ってやつでしょう。
たぶんこういうやつ。動画内ではこれで接着面を研磨した後に、さらに紙やすりで研磨していますね。私は紙やすりだけでこれは使わんかったです。
10リットル水キャリアってやつはキャリブレーションを行う際に10㎏の重りが必要なのですが、そのために10㎏の水が入る水袋です。
こちらのキャリブレーション動画では10㎏のケトルベルを使っています。筋トレ用も兼ねてケトルベルを買おうかと思ったんですが、私もうすぐ引っ越しを控えているので余計なものは増やしたくないので米を使いました。ええ、食べる米です。米は食うので荷物にはならんので。
追記:10ℓ入る水袋ならダイソーで330円で売ってました。
ケーブルはなんでしょう?キャリブレーションを行う時に水袋を吊るすとかに必要なのでしょうが、これも使いませんでした。
最後に動かすためのCR2032ボタン電池。これも百均のダイソーで買いました。
以上、ほとんど手持ちのものと百均で調達しました。なので新たに使ったのは百均での440円。米10㎏は食費なので自転車費に含まれません。一番の懸念はエポキシ樹脂でしょうかね。エポが専用の特殊なものなら失敗するかもしれませんしね。