初めてのクロスバイクオーバーホール 最終日

クロスバイク
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10日目 組み上げ

年末からダラダラとクロスバイク TREK FX3 をオーバーホールしてきましたが、やっとこさ最終日。クロスバイクは私の生活の足なので、いいかげん使えるようにしないと不便なのです。ちゃちゃっと組み上げていきましょう。

自立させた方が組み上げやすいので、まずはフォークとホイールを履かせたい。なのでヘッドチューブのベアリングから。

浸水しないようにグリスもりもり!!

洗濯物の横でぶら下げられていたフレームを見慣れてしまったので、二輪状態がちょっと新鮮。フォークとホイール履かせただけでもう自転車ですね。クリーニングしてきれいになったパーツたちを装着していこうじゃないか。

Vブレーキはコストダウンの味方、TEKTROです。そのうちシマノに交換してやろうかと思ってましたがどうでもよくなった。だってTEKTROでも十分効きますもん。知らぬうちに錆びてきてましたので、ついでに磨き上げてあげましょうかね。こういった部分の輝きは大事です。

Life line M960V Vブレーキパッド(右)
Life line M960V Vブレーキパッド(右)

ブレーキ本体はTEKTROのままですが、最近どう調整してもフロントの音鳴りが解決しなかったのでパッドは交換してあげます。用意したのはChain Reaction Cyclesで買っておいたLifeLine M960V Vブレーキパッドです。左が今まで使ってきたTEKTROシューで、右が新パッドです。なんか色が気持ち悪い。三色アイスを思い出したわ。そしてでかくないかい!?長さ、幅、厚み、すべてでかい。これは完全にMTB向けのやつだわ。おかげでリムからはみ出ます。安さにつられて買いましたがこいつはちょっと想定外。

ケーブル類はバラしてみたら3年ほど使った割には意外と傷んでなかった。室内保管のおかげでしょうかね。ですが新しいの用意してしまったのでついでに交換です。LifeLine Essential ブレーキケーブルセット MTB と、LifeLine Essential ギアケーブルセットです。これも安かったんで。なるべくロードバイクにいいやつ付けてあげたいのでクロスバイクの方はコストカットの餌食に。

Life Line Essential ブレーキケーブルセットのアウター
Life Line Essential ブレーキケーブルセットのアウター

おいおいブレーキアウターの切り口が錆びとるじゃないか!?先っちょカットすればいいだけなんですが、品質管理は大丈夫かい?

LifeLine Essential ブレーキケーブル(左)

今まで使っていたケーブル(右)は表面の凹凸を無くして滑りをよくする加工がしてありましたが、新ケーブルは加工なしなのでで凹凸があります。触ってみるとわかる程度ですがこれでフィーリングが変わるんですかね?体験してみましょう。材質はステンレス。

Vブレーキのバナナパイプ。インナーチューブがちぎれかけてましたので交換してあげましょう。ワイヤー交換しやすくするためにフレームに通していたシマノのケーブルライナー。バナナのインナーと太さも材質もほぼ同じ感じなのでこれを使います。

バナナインナーの先っちょはラッパのように広がっているので同じように加工です。火でちょっとあぶってやれば勝手にラッパ状に広がります。念のため柔らかいうちに先の尖ったものを穴に突っ込んで、穴の形状を整えて終わり。

バナナパイプに入れ込んでやれば交換終了。簡単ですな。

私のクロスバイクはフロントシングル化してあって、その時当然チェーンの長さ調整もせねばならなかったのですが、やっとらんかった。そのうちチェーン交換する時とか思ったまま、やっとらんかった。以前買った携帯チェーンカッターの試し切りも兼ねてこの際やっておきましょう。ちょっと錆びてるけどもうちょい伸びてしまうまで頑張ってね。

パーツを元に戻すぐらいちゃちゃっと終わるかと思っていたら、けっこうやることあった。すべてを元通りに組み上げて最後にオイルをさし終わった頃には外は真っ暗。試走は翌日へ。

オーバーホール試走

翌日は、雨と曇りばっかりの北陸で久しぶりのいい天気。青空の元にピカピカに整備された TREK FX3 。う~ん、気持ちがいい!!

走り出してみると驚くほど滑らかな走り。それはたぶん気のせいなのですが、今までこんなスムースな動きをしていたか?とにかくピカピカの自転車は乗っていて気持ちがいいです。

ブレーキパッドを交換したおかげでフロントブレーキの音鳴りがなくなった。自転車乗りには余計な異音はストレスですからね。

しかしブレーキワイヤとギヤワイヤとホース類は新調したのですが、わずかながら引きが重くなったな...違いの分からない鈍感な私ですがこれは分かった。コストカットでグレードダウンしたせいでしょうかね。じんわりブレーキを引いていくと、ワイヤー表面の凸凹が感じ取れますね。ギアの引きのほうは明らかに重くなりましたが、こちらはチェーンを短くしてテンションが上がった影響の方が強いでしょう。しかし3年くらい使い続けることを考えると1,000円程度割高になっても、もうちょいグレードの高いワイヤーを使ってあげてもいいのかもな。また3年後に考えてあげよう。

フレームのコーティングは...ちょっと失敗しましてコンパウンドで磨いた時よりも輝きが落ちましたが、とりあえずコーティングはできている。撥水効果や汚れが付きにくくなっているかは現時点ではわからないので、そのうち追記しておきましょうかね。

たっぷり10日間を費やしてのオーバーホールで大変でしたが、クロスバイクの現在の状態が把握できて非常によい機会となりましたね。別にそれぞれの部分ごとに整備してやればいいのですが、いっぺんにやると新車の頃の輝きがよみがえってきて非常に気持ちいいです。時間かけて整備してやると愛着もよみがえってきますしね。最近は雑に扱っててごめんね。

年末年始からパーツ類が散らばった部屋で生活してましたが、やっと片付いてきれいな部屋がもどってきました。こっちも気持ちがいい。

しかし我が家にはもう1台。ロードバイクのオーバーホールが控えているのですよねぇ。